当日は、劇団初となる映画『NEW ENERGY CINEMA PARADISE』を上映。B級映画ならぬG級映画という謳い文句の予告編や、劇団主宰の岡田裕子さんと、劇団員兼岡本太郎美術館の職員という異色(?)の肩書を持つ北川裕介さん、劇団顧問でもある会田さんのトークが聞けるとあって、多くのお客様にご来場いただきました。
ごく簡単にではありますが、当日の様子をレポートいたします!
神出鬼没の謎団体「劇団★死期」
そもそもは、2010年に横浜にあるBankARTのスタジオプログラムに岡田さんが参加したことがきっかけで生まれた「劇団★死期」(立ち上げの経緯は、劇団HPに記されています)。仙台市の画材屋さんでの展示や、山口晃さんの個展のイベントでの旗揚げ公演「『ヌンバ!』ウンタギルポッポハッポネーダ~世界に平和を~ 」を皮切りに、寿町、リトアニア現代美術館、森美術館などでの展示・公演、人形劇を小説化した『ゲンダイチコースケの事件簿「銀髪の賢者と油之狐奴(アブラノビッチ)」』の刊行など、神出鬼没な活動を展開してきました。そんな「劇団★死期」が新たに挑んだのが、このほど完成したB級(G級?)映画『NEW ENERGY CINEMA PARADISE』。
六本木の街を舞台にしたアートの祭典「六本木アートナイト2016」の公開作品募集プロジェクトへの応募作という形で話が進んでいた本作ですが、残念ながら最終選考で落選。アートナイトでの制作・上映は叶わなかったものの、その後、国内外の多様なアート作品を紹介する「Interdisciplinary Art Festival Tokyo」への参加が決まったことを機に「この機会を逃すと映画を作れないかもと思い」(岡田)、制作が開始されました。