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【レポート】合同公開授業(実作講座「演劇 似て非なるもの」+絵と美と画と術)『画家TOJUさんに聞く』

【レポート】合同公開授業(実作講座「演劇 似て非なるもの」+絵と美と画と術)『画家TOJUさんに聞く』


 

文・写真=皆藤将


毎週金曜日に開催されている講座実作講座「演劇 似て非なるもの」「絵と美と画と術」の合同公開授業が1月29日に開催されました。元々壁一枚を挟んで同じ時間帯に行われているこの二講座ですが、今回は演劇講座の講師の生西さんから絵と美と画と術にお声がかかり、合同授業開催ということになりました。

今回の公開授業では、仙台在住の画家TOJUさんをお招きし、生西さんと佐藤さんが聞き手となりTOJUさんのお話を聞き進める形で行われました。

 

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TOJUさんをお呼びしたきっかけ


恥ずかしながら自分は今回までTOJUさんのことは知りませんでした。実は生西さんもTOJUさんと知り合ったのは3年前だそうです。生西さんは、今回の公開授業の告知ページでTOJUさんのことについて、長めの文章を書いてくれているのですが、それによるとお二人のそもそも出会いは仙台の居酒屋で偶然とのこと。出会い方からして面白いのですが、TOJUさん自身がとても面白い方らしく、文章から生西さんの興奮が伝わってきます。今回の公開授業の告知は開催一週間前からスタートしたのですが、文章から生西さんの気持ちが伝わったのか、お陰さまで沢山の方々に来ていただくことができました。

 

 

トークは未知のお話だらけでした


トークは方向が定まらない感じでスタートしたのですが、TOJUさんが持って来てくれた宋画の模写をきっかけに徐々に話が深まっていきました。

▼写真は左から、TOJUさん、生西さん、佐藤さん。

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原画は800年前の宋の時代に描かれたもの。TOJUさんはこの絵を一度だけ生で見たことがあるそうですが、あとは記憶と印刷を元に描いているそうです。3年ぐらいかけて描いているそうな。

当時(宋の時代)は絵のフォーマットが決まっていて、このような絵を箱に入れて持ち運びできるようにして外で鑑賞していたそうです。絹に描かれているのですが、絹を二枚重ねて透かすと見えるモアレから東洋的な”気”の話に発展したり、絵に用いられている色が5色で、それぞれの色に火、大地、水と意味があるといったお話など、この絵をきっかけにどんどん話が広がっていきました。

 

▼絹を合わせてモアレを起こしながらお話ししてくれるTOJUさん

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▼模写は一枚の絹の上に描かれているのでモアレは起きていません。”細かい絹の目を埋めていく”とおっしゃっていた描き方も興味深かったです。

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▼こちらは裏面。

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構図的な分析もしているそうで、ポートフォリオの中には詳細な図面もありました。今回わざわざ送っていただいたTOJUさんの作品には、そういった分析も反映されています。

 

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▼こちらが会場に展示されたTOJUさんの作品。それぞれの線に意味があるそうで、ちゃんと解説すると朝までかかるとのことでした。

 

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TOJUさんの活動遍歴


プロフィールにも書かれている通り、TOJUさんの絵画は西洋古典技法からスタートしてます。ファイルを一ページずつめくりながら、初期の植物を精緻に描いた絵などを見せながら話してくれました。

 

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▼こちらは80年代に行ったパフォーマンスの記録。この頃は既に東洋的な思想を持って制作に取り組まれていたそうです。スイスのゲーテアヌムで行った個展の経緯なども話してくれました。

 

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19時半からスタートしたトークは、質疑応答を経て22時半過ぎまで続きました。

本当に様々なことをお話ししてくれたのですが、未知のことだらけで自分の頭へのインプットすらも追いつかず、こんなさらっとしたレポートになってしまいました。

きっと、TOJUさんの面白さは、自分の拙い文章や写真よりも、告知ページの生西さんのテキストや、TOJUさんのプロフィールを読んでいただいた方が伝わるんじゃないかなと思います。是非読んでみてください。告知ページはこちら

改めて、TOJUさん、生西さん、佐藤さん、そしてお越しいただいたみなさま、どうもありがとうございました。

 

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▷授業日:毎週金曜日 19:30〜22:30
「演劇」は既成のイメージされているものよりも、本当はもっと可能性のあるものなんじゃないかと僕は思っています。それを確かめるためには、何と言われようとも、自分達の手で作ってみるしかありません。全ては集まった人達と出会うことから始めます。

Magic Kobayashi

▷授業日:毎週金曜日 19:00〜22:00
絵画、デザイン、イラストレーション、映像、写真、これらの表現を総合的に考察、批評し、さらに各々の実践を軸として講義を展開します。それらを個々の仕事に還元するだけでなく、新しい創造に繋げていこうと考えています。