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【延期】「絵と美と画と術」(最終)第11期 修了展のお知らせ

【延期】「絵と美と画と術」(最終)第11期 修了展のお知らせ


コロナウィルス感染拡大の影響により展覧会は延期となりました。詳細は決まり次第、本ページにてお知らせいたします。(4/14)


「絵と美と画と術」(最終)第11期 修了展

「純粋混在:Polyphonic Purity」



あえてタブローから始めてみた。
すると、判然としてきた:
これらはすぐれて物質である。

もとより、自然の一部分だ。
勝手に生ってしまう。常に延伸する。
絵画という矩形の、外へ。

ここはあくまで、
無数の関係項を留めおく空間。

Text: 中本憲利(Special Thanks: 中村寛)


金子と中本は、方向性こそ異なるものの若くして「完成」している……それが彼らの作品と接した印象だ。彼らの年頃だった自分を思い返すとその時代性(バブル景気絶頂期)もあって「未完成」というか単にのほほんとしていた。それが当時の日本全体の雰囲気だったとも言える。しかし、時は流れ、今や世知辛い。
 そんな今を生きる彼らにとって、自分の体験を元にした美術やカウンターカルチャーに関する様々な話が何かしらプラスになったとしたらとてもうれしい。そして、あいかわらず「未完成」なオレにとって気付きや学びがあった。

絵画は無言だが雄弁だ。それはしっかり鑑賞し読み解こうとする者にとって。
 そこになぜ文章が必要かと言えば……あえて暴言を吐くと、良く観ない者のためだろう。
 重ねて、なぜこんなテキストを書くのか。それは「良く観る」ためのキッカケになるのではないかというあわい期待から。しかし、これらは良く観ない者にとって「読んでわかった気になってしまう」諸刃の剣でもある。わからないことを考え、みつめ続けて、自分の答えをみつけることが大切であるにもかかわらず。絵画を観る、描く、というのは思考することでもある。つまり、現在において絵画は、日常生活には無い思考を人々にもたらすための装置(時間?)としてあるのではないか。

冒頭で彼らを「完成」と表現したが、あらためて考えると「完成」など無いかも知れないとも思う。先行き不安な時代だが、のびのびと楽しく美しく生きていって欲しいと思う。
 もっと、もっと、無いかも知れない「完成」へ向けて。

マジック・コバヤシ(主任講師)


参加作家プロフィール

金子竜也 Tatsuya Kaneko
2000年生まれ。油彩、水彩、アクリル、鉛筆、ペン、インク、デジタル……など様々な表現方法を試しながら作品を制作。桑沢デザイン研究所総合デザイン科在学中。
Twitter: @bakeneko_9
Instagram: @bakeneko_9

中本憲利 Kent Nakamoto
1999年生まれ。〈支持体の物質性〉〈制作行為の志向性〉を主題化する制作/キュレーション(来る6月にはdragged out studioにて初キュレーション予定)。東京大学文学部哲学専修在学中。
Instagram: @kentishthings

(以上、2020年4月17日時点)


「絵と美と画と術」(最終)第11期 修了展「純粋混在:Polyphonic Purity」

作 家:金子竜也、中本憲利
会 期:2020年4月17日(金)~19日(日)
時 間:10:00~20:00(最終日は18:00まで)
会 場:美学校 スタジオ(地図
    東京都千代田区西神田2-4-6宮川ビル1階(袋小路奥)

《イベント》
4月17日(金)・18日(土)18:30~19:00
パフォーマンス:金子竜也+中本憲利

4月17日(金)19:00~
トーク:池田晶紀+小田島等+佐藤直樹+マジック・コバヤシ
4月18日(土)19:00~
トーク:佐藤直樹+都築潤+マジック・コバヤシ+水野健一郎

 

Magic Kobayashi

▷授業日:毎週金曜日 19:00〜22:00
絵画、デザイン、イラストレーション、映像、写真、これらの表現を総合的に考察、批評し、さらに各々の実践を軸として講義を展開します。それらを個々の仕事に還元するだけでなく、新しい創造に繋げていこうと考えています。

 

Magic Kobayashi

▷授業日:毎週月曜日 19:00〜22:00
カウンターカルチャーから映画、マンガ、アニメーション、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、ファッションデザイン、音楽、美術、工芸、民芸などなど美術に限らず様々なジャンルを横断しながら、共に観、共に考え、共につくり、現在の美術の「本質」を探っていきます。