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ビジュアル・コミニュケーション・ラボ 〜ゼロから始める現代アート制作〜  斎藤 美奈子

ビジュアル・コミニュケーション・ラボ 〜ゼロから始める現代アート制作〜  斎藤 美奈子



定員 12 名
毎週火曜日:午後1時~午後5時
学費:330,000 円 教程維持費:10,000 円(通額)


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この講座は、作品制作を中心に、現代美術に関する講義をはさみながら進めていきます。最終的に、それぞれがテーマを見つけ、美術作家として創作していくために必要な力を身につけることを目的としています。

みなさんの興味や関心、あるいは、心のなかにある大切な何かを拾い上げて、どんなふうでも構いません、それを目に見える形にしてみる。まず、そこからスタートしましょう。そして、それを、より明確なものにしていく作業を繰り返して行きます。“作品”と呼ばれるものは、そうして出来上がったもののことをいうのだと思います。

具体的な表現手法は、インスタレーション、立体、絵画、写真、ビデオなどといった、さまざまなものを試みながら、自分に最適なものを見つけてください。可能性の芽を膨らませ、独自の表現を可能にするため、制作の方向性や進度は個別に対応することを基本とします。みなさんに伴走しながら、その道案内ができれば、と考えています。

前半は、緩やかなカリキュラムに沿ったもの。後半は、各自のテーマで制作していきます。最後には、展覧会を開催し、その成果を発表します。みんなで展覧会を見に行ったり、また、個展やグループ展の開催、レジデンスへの参加などといった校外での活動も応援します。

興味はあったけれど、作品なんて今まで作ったことがなかったという人から、すでに作品を発表している人まで、美術というものに少しでも興味があれば、どなたでも大歓迎です。

斎藤美奈子 

 

授業内容


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 【前半】

  • 「風」を描く、表現する…目に見えないものを形にする
  • 目と手の関係…物を見ずに触って描く
  • 身近な素材…日用品、植物、水などを使って
  • 物々交換…他者の感性を取り入れる
  •  記号…ことば、数字、図像を使って
  • 写真…撮影と引用、その双方を試みる
  • その他、随時課題を設定し制作

【後半】

  • 個別に課題を設定
  • 各自テーマを探る
  • 作品制作
  • 修了展準備、開催

 

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■講義

 【概論】

  1. 書道は芸術か?…芸術を定義づけるものとは
  2. リカちゃんハウスとドールハウス…東西の空間認識の違い
  3. 美術作品はインテリアなのか?
  4. 絵画と額縁、彫刻と台座…その関係、時代背景と流れ
  5. 写真…その出現で美術はどう変わったか[作品紹介]
  6. 現代美術[Ⅰ]…・1950年代以降の流れ
  7. 現代美術[Ⅱ]…・絵画、写真、インスタレーションの関係
  8. 現代美術[Ⅲ]…・散らかし系&電波少年系アート (リレーショナル・アート)・美術のグローバリゼーション

 

 

講師プロフィール


斎藤美奈子

斎藤美奈子

 東京生まれ。1988年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。1992-95ニューヨーク滞在。2002-03文化庁派遣芸術家在外研修にてベルリン、キールに滞在。2005年アーティスト・イン・レジデンス“Culture Study Wien”にてウィーン滞在。自身の記憶を原体験とし、鑑賞者の記憶に語りかけてくるような風景を写真や映像により表現している。

 

 

講座レポート

まずはやってみてよく考える。そうして見えてくる自分だけの道―ビジュアル・コミュニケーション・ラボ


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もし、美学校のHPを見たことがない人がいたら試しに講座紹介を見てみてほしい。そこでは約30の講座が紹介されているが、他の美大や専門学校では見かけない名前の講座も多い。「ビジュアル・コミュニケーション・ラボ」も、一見してその授業内容が想像できない 講座かもしれない。横文字が並ぶ本講座で一体どんな授業が行われているのか?
夏休み前最後の授業のこの日、夕方になっても暑さのひかない教室にお邪魔してきた。

やってみて、考える

教室に入ったとき、ある受講生はiPadで先生に教えてもらった作家の作品をチェックしていた。また別の受講生は机いっぱいに黒いビニール袋、デジタル時計、チューブといった材料を広げて何やら試行錯誤をしている。講師の斎藤美奈子先生はと言えば、夏休みの間受講生に貸すというフィルムカメラの手入れをしていた。皆、思い思いの作業をしている。今日は何の授業かという問いには、先生も受講生も顔を見合わせて「何の授業っていうわけじゃ…」との答え。一見自習と変わらない授業に見えるが、先生の一言で単なる自習ではないことに気がつく。

「これ、身長より小さく見えない?」
受講生が作った細いチューブの輪っかを手に取りながら、先生は受講生に尋ねた。受講生によればチューブは自分の身長と同じ長さだそうが、両端をつなげて輪っかにしたチューブからは確かに「160cm」という長さが感じられない。どうしてだろうと首をひねる受講生に先生はこう続けた。
「でも、これはすごく良いの。作ったから小さいと分かったわけで、その次が問題なの。まずやってみなければ、どう大きくするか、どのくらい大きくするか分からないでしょう。ちょっとやってゼロに戻してこれで終わり、としちゃわないで。何か違うなと思ったら、何が違うんだろう、もう少しこうしたら自分のイメージにピッタリなんじゃないかって、ズレがないように詰めていくことが大事なんだよ」・・・続きを読む

 

 

講師インタビュー

ビジュアル・コミュニケーション・ラボー斎藤美奈子


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━━━まずは「ビジュアル・コミュケーション・ラボ」という講座名についてお伺いしていきたいと思います。

「ビジュアル・コミュケーション・ラボ」は、美学校の枠組みですと、「現代メディアトレーニングA」という枠組みに入っています(※現在は『現代美術』)。そこの枠組みに入っている講座はユニークなものばかりで、例えば「ヨレヨレアート」ですとか「超・日本・アヴァンギャルド論」等がありますが、「ビジュアル・コミュケーション・ラボ」はこれらの講座名とは雰囲気が違って、カッコいいなと思わせるようなネーミングなんですけど(笑)なぜ「ビジュアル・コミュケーション・ラボ」という講座名になったのでしょう?

実は、そんなに深い理由があって付けたのではないんだけど…(笑)。まず、ものを作るっていうことを、視覚でコミュニケーションを取るための、まあ、一つの手段と考えて。美術を通して社会と関わるための「訓練講座」のような、そんな位置付けのものを想定してつけたんです。

━━━視覚芸術を通して社会と繋がっていくための、という意味を込めて「ビジュアル・コミュケーション・ラボ」と。

そうなんです。社会だけじゃなくて、もちろん隣の人ともっていうことですけど。

━━━そういう広い意味でのコミュニケーション。社会だけでなくて、人も含めて。

そうですね。

━━━それと美学校のパンフレットにも講座内容というのが書かれているのですが、具体的に授業ではどのようなことをなさっているのでしょうか?基本的には、作品制作、つまり構想から出発して作品を作って、どのように発表していくか、という授業だと思うのですが、具体的にどういう風に進めていくのでしょうか?

私のクラスは、これは美学校の良いところで、他のクラスも大方そうですけど、小人数制です。カリキュラムをだいたいは作ってありますけど、ひとりひとりに合わせて進めていくことを基本としています。カリキュラムに添って1ステップ、2ステップ、3ステップ目があって、完結、修了!みたいな進め方ではないということです。受講生と話し合いながら進めていくという感じです。・・・続きを読む

 

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過去の修了展など


 

過去の展覧会の記録写真

2015年度修了展「ラウンドアバウト~ススンデ・デアッテ・ススミダス~」
2014年度修了展「みつあみ」
2013年度修了展
2012年度修了展「reborn」
2011年度修了展「untitled」

 

 

〈現代美術〉
Matsukage Hiroyuki

▷授業日:毎週土曜日 13:00〜17:00
松蔭のアート論を軸に「料理のように、日々の生活に必要なアート」の読み解き方、表現方法を紹介し学びます。正しいオブジェの作り方〜マン・レイ考=アヴァンギャルドの時代、モダニズム/ダンディズムに学ぶ。などなど。

Saitoh Minako

▷授業日:毎週火曜日 13:00〜17:00
作品制作を中心に、現代美術に関する講義を交えて進む講座です。制作を通して、美術作家としてのものの捉え方や考え方も学んでいきます。まず、ゆるやかな方向性をもったカリキュラムを用意します。とにかく、何か作ってみる。そこからスタートです。

Kurashige Jin

▷授業日:毎週月曜日 19:00〜22:00
現代美術においての「映像(動画メディア)」に特化しながら、実際に作品制作を行っていきます。発想の幅を広げ、技術や理論を身に着け、アイデアを具現化していくなかで、映像の魅力や可能性を感じることができるはずです。

Endo Ichiro

▷授業日:毎月第三週の土曜日と日曜日
未来美術家・遠藤一郎による新講座。本当にお前がやりたいことは何なのか。お前の夢を好きなまんまにやれ、わがままに。夢バカ最強宣言。非実力派宣言。最初の一歩。世の中にはへんなやつが必要だ!!

Matsuda

▷授業日:毎週土曜日 19:30〜22:30
現代を様々な角度から考証し、ハミダシ者として表現を創造していくことを目的に授業を進めていきます。キーワードとして、「サーチ&デストロイ」を強く意識していき、学校教育では教えられないことを存分に取り入れながら、強い表現とはなにか?を考え実践していきます。