【レポート】「会田誠の月イチぼったくりBAR」第11夜 ゲスト:燃え殻


文=木村奈緒 写真=皆藤将


会田誠さんを聞き役に、若手アーティスト等の活動や作品について話をうかがう連続企画「会田誠の月イチぼったくりBAR」。勤務するテレビ美術制作会社で日報代わりに始めたツイッターが人々の目にとまり、今ではフォロワー数8万人を数える燃え殻(@Pirate_Radio_)さんをゲストに迎えた第11回が、去る2月14日に開催されました。

多くのフォロワーを携えるお二人の対談とあって、ツイッター上では開催前から「これは行かねば」という声が多く聞かれました。混雑を避けるために急きょ定員を設け、開場前から並んでお待ちいただくなど、お客様には多大なご協力を賜りました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。

ごく簡単にではありますが、当日の様子をレポートいたします!

「ぼったくりBARで飲みましょう」


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実は、この日が初対面の燃え殻さんと会田さん。会田さんが、燃え殻さんのウェブ連載小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』の感想をツイートしたことがきっかけで知り合ったお二人。前々から飲みに行こうという話があったものの都合が合わず、年始に燃え殻さんが「今年は飲みましょう」と連絡したところ、会田さんから「飲みましょう、ぼったくりBARで」という返事があり、今日に至ったとのこと。

小説『青春と変態』をはじめ、現在も新作小説を執筆中の会田さんと、前述の小説の書籍化が決定している燃え殻さん。片や美術家、片やサラリーマンという本業を抱える「素人小説家」(会田)として、お互いにシンパシーもあるようです。

会田さんが燃え殻さんの小説に言及したツイート

当日は、お二人の出会いのきっかけとなった小説の話を皮切りに、燃え殻さんの来歴を中心にトークは展開。オールナイトニッポンでハガキが読まれることに命をかけていた学生時代、誰にも認められることのない仕事をしてきたサラリーマン時代、小説執筆を機に会田さんや糸井重里さんと席を共にしている現在、それでもサラリーマンをやめないことの意味、暗くてレジスタンスだった頃のインターネットへの思い……などなど。時にお客さんも一緒になって盛り上がった“公開飲み会”の模様は、ツイッターで出会ったお二人にちなんで、当日のツイートでお楽しみいただければと思います。

「会田誠の月イチぼったくりBAR」第11夜 ゲスト:燃え殻

「また飲みましょう」


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トーク終了後も多くのお客さんがその場に残ってくださり、ますます“飲み会”の様相を呈した本イベント。当日はバレンタインデーということもあり、燃え殻さんと会田さんにチョコを持ってきてくれたお客様も。最後は、だいぶ酔いが回りながらも「また飲みましょう」と会田さんと固く誓って帰宅の途についた燃え殻さん。初対面が“公開飲み会”になってしまったにも関わらず、快くご参加いただきありがとうございました!

▼この日のお手製謎のつまみは、会田家特製カレーでした。

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次回は3/14(火)開催!


昨年10月に再開した2ndシーズンも、次回が最終回。「俺が生きてる限りは(ぼったくりBAR)をライフワークにする」(会田)と言っていたので、おそらくまた再開すると思いますが、とりあえず次回で一旦お休みを頂きます。まだ参加したことがないという方は、この機会をお見逃しなく。次回は3/14(火)開催です。詳細はこちら。皆様のご参加、お待ちしております!